こなひき太郎のkindle日記

人文社会系のkindle書籍をレビューします。

2015-09-09から1日間の記事一覧

E.H.カー『危機の二十年』(2015年、岩波書店)―ユートピア主義の国から

理想主義と現実主義という二項対立は、国際関係を分析するうえでもっとも基本的な枠組みのひとつになっているようです。国際政治学の代表的な古典であるこの本も、まさにユートピア主義と現実主義というふたつの思想を主題としています。 危機の二十年?理想…